聖書にまつわるエトセトラ

聖書の中のハーブ

ハーブは、 古代から地中海世界では、料理にだけでなく、 薬剤、染料と幅広くされていました。聖書には、たくさんの植物がでてきますが、その中に「ハーブ」とよばれるものの記述が少なくありません。聖書に描かれるハーブが、厳密に現代の同じ名前のものをしめしているかは、必ずしも特定はできませんが、(様々な学説がめぐっており、未だ、論議の最中らしいです)いずれにせよ、生活に密着していたことは伺うことができます。 それだは、聖書に記述のあるハーブをいくつか紹介してみましょう

【クミン】

旧約聖書イザヤ書に記載。地中海沿岸原産地。古代エジプトでは、ミイラを作るときアニスやシナモンと一緒に用いられる。カレーパウダーの香り付けるのに重要な役割をはたす。中近東料理、インド料理、メキシコ料理などの香辛料。

【サフラン】

旧約聖書雅歌に記載。小アジア~地中海沿岸原産。口語訳聖書や新改訳聖書では、「ばら」をサフランと訳している箇所もある。染料、料理などに使用。鮮やかな黄色と独特の香味。サフランライス、パエリヤや、ブイヤベースに用いられる。高価なスパイス。

【シナモン】

別名:肉桂。旧約聖書出エジプト・雅歌、新約聖書ヨハネの黙示録etc...に記載。インド、スリランカ、マレーシア原産。古代エジプトでは、ミイラの保存剤に使用。ペッパー、グローブと並ぶ3大スパイス。樹皮の香りが良く、枝の内側の樹皮を巻いたものをシナモンスティックにする。現代では、お菓子作りに用いられてる。

【ミント】

新約聖書マタイによる福音書、ルカによる福音書etc...に記載。北半球温帯地帯、アフリカ原産。スペアミント。匂いつけ用、薬用、料理の調味料に使用。※ちなみに日本では、ペパーミントが人気らしい。

【ヒソプ】

ヨーロッパ南部~アジア西部原産。 聖書に数多く登場。 ヘブライ語の「聖なる草」を語源とする。昔からキリスト教の聖地に多く生息。神聖なハーブとされてきた。 また聖書では、ヒソプは小さな目立たない低木、謙遜の代名詞のように使われている。しかし、その聖書のヒソプは、ハナハッカ(マジョラム)か、あるいは他のハ-ブであるのではないかと言われている。白い花は良い香り。精油を多く含む。現地ではハーブティーとしてよく飲む。ザータルというスパイス塩にも含まれる。 ※その他、ディルやフェンネル(いのんど)などの記載もありますが、ハーブは、「献げもの」でもあって神聖視されていたようです。